自己分析について

日付:2023年9月17日

著者:新木 大地

大学生になると、自己分析について考えさせられる機会が多くある。自分のアイデンティティに悩んだり、就活などのタイミングで自分の強みに悩んだり、プライベートでも自分の性格の矛盾性や、気質そのものに悩まされることもあるだろう。

私自身、自分の内面、才能や気質について、ずいぶんと長い年月の間、悩まされてきた。本稿では、私個人がそのような”自己分析”について考えてきたこと、自己分析についての考え方をまとめようと思う。これを読む人がひとりで悩んでいる時に、役立つことを願っている。

自己分析をする目的のひとつとして、じぶんの長所や短所がしりたい、という場面がある。今回は、mbti分析や16分析とよばれる、自己分析ツールを使って、私の長所と短所を例に、それらをどのようにとらえればいいのか話していく。この分析は無料でできるため、リンクをおいておく。興味があればのちほどやってみてほしい。

結果

強みについて

要約すると「好奇心がつよくて繊細なコミュ強」という解釈ができる。

弱みについて

短所もしっかりと受け入れることが、自己分析の第一歩である。なぜなら、短所を知ることで、それを補完する方法を見つけることができるからだ。また、その弱点を認識することで、自分をより高めることができる。

今回は、私の自己分析について述べた。自己分析をすることで、自分の強みや弱点を知り、自分をよりよくすることができる。自分を知ることが、自分を愛する第一歩だと思う。

それを自覚して「なにをするにも恐怖があるし、そんな臆病な自分って嫌だな」とおもっていたので、そういった生きづらさを克服するために、とにかくやったことがないことに興味をもってやってみよう。という習慣をつけるようになった。 それが「好奇心がつよく、エネルギッシュ」という特徴をつくったのだろう。

「注意深さ」についても、これは家系的にもともと持っていた繊細さが、挫折体験で発現して、それがうまく機能しているだけなので、ほぼほぼ扱いづらい気質のリサイクルである。

コミュニケーションについても、もともとは平均レベル。調子がいいとちょっとひとを笑わせられるくらい。むしろ初対面のコミュニケーションや、人前で話すことについてはコンプレックスだった。初対面で距離が詰められなかったことも多かったし、人前で伝えたいことを伝えられずに取り返しのつかない失敗をしたこともある。そういう自分を変えるためにコミュニケーションについて勉強したり考えたり、エレベーターのなかで一緒になったひとと話すようにしたりもした。プレゼンの機会があればチャレンジするようにしたし、とにかく自分のコンプレックスを消そうとしてきた結果だと思う。

なにが言いたいかというと、私の強みで挙げられていることは、自己否定の努力から後天的に得たものが多い、ということだ。 後から見れば、じぶんに劣等感や無価値感があったから、こういった能力が伸びたのだと思う。場面によっては優秀だと評価されるかもしれない。

だが、いまになって「別にそんな強みたいしたことないな」と思う。

弱みの部分をもう一度思い出してみよう。 「ひとりではなにも続かない、バカデカ感情と対人ストレス持ちの考えすぎマン」だ。 もう壊滅的だ。 どうやって生きてこれたのか、自分でも気になる。

しかしながら、私が本当に伝えたいのはこっち。

多くの人はこれをみて 「ひとりでも継続できるように継続力を、、!」 「感情をだしすぎないようにしないと」 「人との関わりは持ちすぎないようにしないと」 「考えすぎないようにしないと!」 と考えるかもしれない。

だが、私が考える私の強みはむしろ、この弱みにある。 もはやこの弱みをもっと壊滅的にしたいとすら思う。

なぜか。

私はひとりではなにもできないことが分かっているから、ひとに支えてもらえるようになったし、 人や感情について悩まされてきたから、感情の扱いや人の悩みについて深く知っている。 「考えすぎ!」とよく言われていたが、どこを深く考えればいいか知った分野では「そこまで考えてんのすごい」と言われることも増えた。

もし私が「ひとりではなにもできない!」ということをコンプレックスにして隠していたらきっと孤独だったとおもう。そうじゃなく、ダメ人間としての自分を許せたから、好いてくれている人がいる。

コンプレックスを自己否定して克服すれば強みにはなる。 きっと努力している最中はそれを努力だと自己否定だともおもわないし、むしろ夢中になれていて楽しいかもしれない。 一方で、コンプレックスを「どう使えるかな」ということを考えて、ひとに隠すことをやめたら、それはそれで別のモノが手に入った。

どちらが正しい!という話ではないが、じぶんの弱みをどう使えばいいかな、という視点があると、この自己分析の見方が変わるかもしれない。

参考文献

mbti分析について