顔撮影を活用した先行事例の紹介

こんにちは。加藤です。


今回は顔撮影を活用した先行事例の紹介です。
このテーマなのかといいますと私の現在のゼミでの取り組みの一環だからです。

 皆さんは「顔検知」という単語を聞いたことがあるでしょうか。他にも「顔認証」「顔識別」など画像情報処理が発展したこの世の中には顔に関する画像の言葉だけでもたくさんあります。この違いは私はこの記事が分かりやすかったのでこちらの記事をご参照ください(1)。このように顔撮影を活用した先行事例をご紹介していきます。

昨今では顔撮影で様々なことができるようになっていることを皆さんは周りの変化でお気づきではないでしょうか。例えば下記の用途が挙げられます。

  • 勤怠管理
  • 商品の購入
  • 部屋の入出管理
  • など他にも様々な活用のされ方をしています。

    以下に詳細を記します。

    ①勤怠管理

     勤怠管理というと例えば社員証をかざしたり、タイムカードを切ったりなどの何かしら個人を認識できるものの存在が必要になるシステムが主流かと思います。このようなシステムはものを用いることで確実に個人を認識できる、のようなメリットが挙げられますが、デメリットとしてものの紛失、登録忘れなどが挙げられます。そこで顔撮影を使用してユーザにものを持たせず個人を認識することが可能となっているシステムがあります。例えば、現在King of timeが顔認証パッケージソフトウェア「Bio-IDiom KAOATO」を販売しています。(*ホームページ)この商品の強みはiPadがあればどこでも設置可能なことです。紙などを必要とせず大掛かりな機械を設置しないことにより、ホームページでも「PCアクセス認証やビル・施設等への入退場管理などの企業ユースから、顔パス入場などのエンターテイメント分野、さらには出入国管理や国民IDシステム等の国家レベルのセキュリティ管理まで、グローバルに幅広い用途で採用されています。」と記載されています(2)

    ②商品の購入

     最近では商品の支払い方法も多種多様な方法があります。現金や、電子マネ、クレジットカードなど一つの商品を購入するだけでも消費者は支払い方法を複数選ぶことができます。その中で中国では顔認証支払いが注目を集めていることはご存知でしょうか。(3)。皆さんは「Alipay」という電子マネーの存在を知っていますか。知らない方はこちらをご確認ください。そんなAlipayですが、QRコードに加え現在は顔認証支払いも導入しています。参考にさせていた記事では「これにより、支払いにおける業務効率が60%アップすると伝えられています。」と記載されています(3)

    ③部屋の入出管理

     部屋の入出管理も社員証を必要とすることが多いかと思いますが、これが勤怠管理よりも厳密な場所、限られた人にしか入られないなどのセキュリティが必要な場面でも顔撮影は活躍しています。例えば、ビジかるの顔認証です(4)。この認証システムでは、顔撮影でどなたかが入室したかを記録します。よって、カードキーなどの発行が必要なく、コスト面を抑えることが出来ます。

    まとめ

     顔撮影を活用することが如何に有用かが分かっていただけたのではないかと思います。私自身も現在取り組んでいますが、顔撮影を活用することの最大の利点はその手軽さだと私は考えています。スマホを操作する、パネルを操作する、記述するなどの何かしらのユーザの操作を必要とする他の方法に比べ顔撮影の画像を使用すると、ユーザは顔をカメラに写すだけとなり、全く操作を必要としません。パスワードなどの煩わしい単語の記憶や、携帯していければならない物品の存在がない世界はかなり身軽になるのではないでしょうか。