カルピスについて

2023/11/25 山小田 英武

初めに

しばらくなかったのですが、ついに四回目のブログです。よろしくお願いします。いよいよ内容を考えるのも大変になってきました。

アサヒ飲料公式サイトより引用※1

カルピスの作り方

カルピスの主な原料は生乳です。生乳が新鮮で、有害なものを含まないかを検査して使用します。次にその生乳から脂肪分を取り出します。 その脂肪分からはバターが作られます。この脂肪分を取り除いた生乳に「カルピス菌」が加えられます。これを一次発酵して「カルピス酸乳」にします。 さらに砂糖を加え、温度を管理して二次発酵を行います。出来上がったものを殺菌してボトルに詰めればカルピスの完成です。

カルピス菌って?

カルピス菌とは乳酸菌と酵母が共生する金の集合体です。大正時代に三島海雲(カルピス社の創業者)乳酸を研究する中で偶然発見されました。 この菌を使用して作るカルピス酸乳の特徴としては一般的なヨーグルトよりも低温で時間をかけて発酵することでなめらかな状態になります。

カルピス社の創業者、三雲海雲

三島 海雲みしま かいうん(1878/7/2~1974/12/28)はカルピスの生みの親にして、カルピス社の創業者です。 寺の息子として生まれ、13歳で出家の儀式を行いました。彼は1904年日本軍部からの仕事で、内蒙古(現在のモンゴル自治区)に入り、 ジンギスカンの末裔の一族のもとに滞在していました。そこで酸乳に出会いました。現地で体調を崩し、瀕死の状態であったにもかかわらず、 勧められるままに酸乳を飲み続けたところ回復したそうです。「異郷の地で不老長寿の霊薬に出遭った思い」だったと語っています。 日本に帰国後、その体験ををもとに、酸乳、乳酸菌を広めることを志して製品開発に取り組み、カルピスが誕生しました。

ウィキペディアより引用※2

カルピス菌の貴重性

カルピスを製造するために必要不可欠な「カルピス菌」ですが、実はもう新しく作ることが不可能であることはご存じでしょうか? 先述の通り、カルピス菌は創業者である三島海雲さんが研究中たまたま発見したもののため、もし今製造に使われているカルピス菌がなくなると、 もう二度とカルピスが作れなくなります。なのでカルピスの原液は約100年培養液をつぎ足しながら使用しているそうです。

おわり

カルピスは健康効果の期待できる発酵飲料ですが、しっかり糖質やカロリーを考えず飲みすぎると普通に体に悪いので気を付けて飲みましょう。