ドラゴンクエストモンスターズについて
ドラゴンクエストというゲームはご存じでしょうか。今や日本のRPGの代名詞といってもいいほどの人気作ですが、モンスターズシリーズでは主人公自身は戦わず、 モンスターたちを仲間にして戦うスピンオフ的なゲームです。ゲームをクリアした後もモンスター全コンプなどのやりこみ要素が強いゲームです。
ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド
記念すべき第一作は1998年9月25日発売です。主人公は「ドラクエ6」から幼少時代のテリーというキャラが活躍します。大まかな作戦を指示してAIが行動選択する戦闘システムや、 モンスターの系統、配合などモンスターズの基礎がすでに出来上がっている作品です。配合というのは、モンスター同士を合体させてまったく新しいモンスターを生み出すシステムのことです。 ゲームボーイカラーの発売に先駆けて発売されており、実質史上初のゲームボーイカラー対応ソフトになります。
ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタのふしぎな鍵
この作品には「ルカの旅立ち」「イルの冒険」の2パターンが存在しています。ルカとイルは兄妹で「ルカ」版ではルカが、「イル」版ではイルが主人公になります。二つの違いは登場する魔物 で、ストーリーに違いはありません。「ルカ」は2001年3月9日、「イル」は2001年4月12日に発売されました。この作品では魔王系モンスターの上位種が登場したのですが、後付けの設定だったこともあって、古くからの ドラクエファンの中には否定的な意見もあり、物議をかもしたそうです。
ドラゴンクエストモンスターズ キャラバンハート
2003年3月29日に発売された作品です。このゲームでは配合の代わりに転身というシステムが採用されていて、一匹のモンスターに二つの心を吹き込むことで新しいモンスターに生まれ変わらせることができます。 このゲームでは敵を倒すことでお金が手に入るというシステムになり、これはのちのシリーズにも活かされています。スクウェアと統合する前のエニックス名義で発売される最後のソフトとなりました。
ドラゴンクエストモンスターズ Joker
Jokerシリーズの第一作目であるこの作品は2006年12月28日に発売されました。中世よりの世界観ではなく現代風な世界観になっています。モンスターズシリーズ初の3Dグラフィックが採用されていて、初のシンボルエンカウントシステムも採用されました。 ただしモンスター数が210種類とやや少なく、モンスターの色違いが多かったりなど、不満の声もあったそうです。配合システムはゲームボーイ版のものに近くなっていて、配合結果を3つから選べるため、配合リストを埋めやすくなっています。
ドラゴンクエストモンスターズ Joker2
2010年4月28日に発売されたJokerシリーズ第二作目です。僕が初めてモンスターズをプレイした作品です。配合などのシステム全般は前作と同様ですが、ユーザビリティが向上し、グラフィックも向上しています。 また今作で初めてサイズという概念が登場して、モンスターの種類も100種類以上追加されて編成の楽しさが増えました。サイズとはモンスターにそれぞれ1~3の枠が設定され、1パーティ3枠までというルールで編成を行うことです。 向上したグラフィックで映し出される3枠の大型モンスターは大迫力でした。のちに新マップが追加されるなどしてパワ-アップしたプロフェッショナル版が発売されています。
ドラゴンクエストモンスターズ Joker3
Jokerシリーズ第三作目の今作は2016年3月24日に発売されました。今作ではライドというシステムがありモンスターに騎乗することができます。あらゆるモンスターに乗って陸海空を縦横無尽に探索することができるのが今作の特徴です。 バトルでもモンスターに乗ることができ、騎乗している間モンスターはパワーアップされますが、モンスターが倒されると転落してコマンドが制限されます。こちらもプロフェッショナル版が発売されており、そちらではライド合体というシステムが登場しました。 しかし、今作でも多くのモンスターが一種類のモンスターの色違いである点が指摘されています。
おわり
見返してみるとかなりの量の作品があって驚きました。自分が当たり前だと思っていたシステムが実は昔は実装されていなかったりして、違いを発見するのも楽しかったです。 現在はモンスターズシリーズの1,2のスマホ版が有料で配信されているため、興味のある方は遊んでみてください。