RaspberryPiとコインセレクタの初期設定

執筆者 野津悠

2024/12/05

はじめに

 ゼミの作業でRaspberryPiでコインセレクタを使う機会があった。RaspberryPiについて詳しく使い方がわからなかったため、調べながらやったり、先輩に聞きながらやった。nodeやnpmのインストールも必要だったが、まとめているサイトが見つからなかったため、このブログではコインセレクタを使うのに行ったすべてのことと、作成するうえで参考にしたサイトをまとめる。メインはこのサイトを見て行ったが、ラズパイの知識があること前提なので、私のような初心者向けに作成する。肝心なコインセレクタの方はまだ完成できていないので、完成次第、ブログも更新したい(覚えてたら)。

ラズパイのセットアップまで

・[Raspberry Pi Imager」をこのサイトの通りダウンロード、セットアップ(下に詳しく説明する)をする

   [図1]RaspberryPiImagerホーム画面

・上の画面が出たら、書き込むRaspberryPiのバージョンを確認し、「デバイスを選択」で同じバージョンを選択する。今回はRaspberry Pi Zeroを使用した。(図1,2)

   [図2]デバイス選択画面

・次に「OSを選択」を押して、RaspberryPiのOSを選択する。今回はRaspberry Pi OS(Legacy,32-bit)を使用した。(図3)

   [図3]OS選択画面

・次に、ラズパイで使用するSDカードをパソコンに差し込み、「ストレージを選択」を押して、差し込んだSDカードを選択する。パソコンにSDカードの差込口がない場合は、カードリーダーを使用する。(図4)

   [図4]ストレージ選択画面

・ストレージまで選択できたら右下の「次へ」が選択できるようになるので押す。(図5)

   [図5]それぞれ選択した後のホーム画面

・OSの設定を変更できるため、編集する場合は「設定を編集する」ボタンを押す。(Ctrl+Shift+Xでも設定画面を開ける)(図6)

   [図6]設定変更確認画面

・今回はSSHというやり方で接続したため、ホスト名やユーザー名、パスワードをぞれぞれ自分が覚えやすいもので設定する。
また、Wi-Fiはラズパイで接続したものと同じWi-Fiに、パソコンをつなげる必要がある。(図7)
「サービス」タブで「SSHを有効にする」にチェックを入れ、パスワード認証の方を選択する。(図8)

   [図7]一般の設定画面             [図8]サービスの設定画面


・「オプション」タブでは書き込み動作の設定を変更できる。今回はデフォルトから変更していない。すべての設定が完了したら「保存」ボタンを押す。(図9)

   [図9]オプションの設定画面


・設定の確認画面が出るため、問題なければ「はい」ボタンを押し、変更を反映する。(図10)

   [図10]設定の確認画面

nodeのインストール

 初めに、コマンドプロンプトを管理者権限で実行する。今回はこのサイトをもとにSSH接続を行った。

通常、図11のようになっているのが、ラズパイに接続が完了すると、図12のように色がつく。

[図11]通常のcmdの状態

[図12]ラズパイ接続したときのcmdの状態

※一度接続が切れてからまたつなぐときは、図13のように、「ping ホスト名」コマンドを実行したあと、実行結果の[]の中身を、図14のように「ssh ユーザー名(notsu)@[]の中身」コマンド入力すると接続できる。

[図13]ラズパイのIPアドレスを確認するコマンド

[図14]SSH接続するコマンド


接続ができたら次はnodeのインストールを行う。nodeのインストールにもいろいろ方法があるようだが、今回はnvmというnodeのバージョン管理をするツールを使う。

このサイトに書いてある通りに進めていくとできる。

インストールには時間がかかるようだが私の場合、2時間ほど待っても終わらなかったため長すぎる場合は一度Ctrl+Cで止めてやり直してもいいのかもしれない。自己責任で。私はやり直しました。

インストールができて、使用できているのか確認する方法として、「node -v」「npm -v」というコマンドが存在する。インストール後に一度確認するべき!

コインセレクタの実行まで

後は、メインで見ていたサイトの通りにモジュールのインストールとプログラムの書き込み、実行を行う。

モジュールのインストールは適当なディレクトリとされているので私は、「notsu@raspberrypi:~ $」のディレクトリで行った。

その後、インストールを行ったのと同じディレクトリで「coin.js」ファイルを作成し、「nano 編集したいファイル名(coin.js)」コマンドを実行する。(図15)

メインのサイトに書かれているcoin.jsの内容をそこにコピペして、Ctrl+OでEnter押してから、Ctrl+Xでファイルから出ることができる。

[図15]coin.jsの中身

ここまで出来たら、一度「sudo shutdown -h now」コマンドでラズパイをシャットダウンして、コンセントを抜いてから、ジャンパー線をすべてつなぐ。繋げたら、再びラズパイを起動し、SSH接続を行う。↑※参考に

接続ができたら、「coin.js」が実行できるはず!!!...だが、現状、全然ログが流れず、コインを入れてもラズパイ側で認識できていない...

また、コインセレクタの設定が必要だが、それはこのサイトを見ながら進めているところだ。


【参考文献】

コインセレクターをRaspberryPIのnode.jsで扱う
Raspberry Pi Imager のインストールと使い方
Raspbery PiにSSH接続する方法 パスワード/鍵認証の両方解説!
nvm を使って Node.jsを Raspberry Pi にインストール
マルチコインアクセプター設定方法・使い方