私には、この世で最も好きなお菓子がある。それは、ラムネだ。私がここで指しているラムネは、清涼飲料水のラムネではなく、粒上の固体の錠菓のラムネである。今回のブログでは、おすすめのラムネや私がラムネの魔力にあてられ、取り憑かれてしまった半生を書いていく。
物心をついたときには、すでにラムネは身近な存在であった。しかし、当時は好んで買うことはなく、家に置いてあったら食べるという感じだった。あるラムネと出会うまでは………。
そのラムネと出会ったのは、高校2年生のころだ。いつものように学校から家に帰宅している途中に、なんとなくコンビニに寄った。コンビニのお菓子コーナーを物色していると見覚えのないパッケージを目にし、すぐに手を取った。
これは、皆さんも一度は見たこと、食べたことがあるのではないだろうか。緑を基調とした長方形の袋に入っていて森永製菓が発売しているラムネである。森永製菓のラムネといえば、緑色の瓶のような容器が特徴的なラムネであった。しかし、45年の時を経て生まれ変わったのである。粒の大きさも従来のものと1.5倍になっており、一新されたのだ。
高校2年生の私は、この新しく生まれ変わったラムネに魅入られ興味本位で買ったのだ。すぐに食べたくなり、コンビニで会計を済ますと外の駐車場で食べた。一つ食べてみるとあの懐かしい甘い味がした。特に、強烈なうま味ではなく、なつかしい味がしたのだ。そこからというものコンビニやスーパーに行くと、ついつい買ってしまうお気に入り商品になってしまったのだ。いろんなラムネもこぞって買うようになり新しいラムネを見つけると必ず買ってしまうようになった。おそらく、手軽に食べることが出来る点や糖への中毒で気に入ってしまったのだろう。
そこからの生活には、いつもそばにラムネがいた。学校の行きにコンビニに寄って買い、学校に持っていったり、家から持って行ったりした。ラムネの良いところは、人に分けやすい点だ。私も学校の友達によくあげていた。ラムネは、コミュニケーションの助けにもなるのでだ。しかし、私にはポリシーがあり、くれと言った相手には、あまり渡さずに何も言ってこなかった相手に渡した。くれくれと言った相手にばかり渡しているとその相手が調子に乗り、ただでラムネをもらえれると思ってしまうからである。
1位 森永製菓の大粒ラムネ (The王道ゆえにKing of King)
2位 森永製菓のラムネ (歴史はここから始まった)
3位 アンパンマンラムネ (一つでいろんな味が楽しめるものとなっており、購入するときに恥ずかしいということ以外はPerfect)
4位 フエラムネ (皆さんもご存じフエラムネ。おいしいラムネでありながらフエも吹ける。さらに、小さいおもちゃが付いてくる。楽しみが複数ある優良ラムネ)
5位 レインボーラムネミニ (UHA味覚糖とイコマ製菓の共同開発で生まれたラムネ。口どけが良く、すっと食べることができる)
なるべく、ラムネは、一度に多く摂りすぎず適量食べるように心がけてくれると幸いだ。このブログを読んでいろいろなラムネを手に取ってくれればありがたい。
しかし、私がこのブログで伝えたいことは、ラムネに取り憑かれてしまっていることではない。
私が伝えたいことは商品のプロデュースについてである。私がラムネにハマることになった要因の森永製菓の大粒ラムネは、瓶の形をした初代のラムネのリメイクである。この商品が発売する前は、ラムネは子供が食べるもので大人はあまり食べないという認識があった。それを、この大粒ラムネが覆したのである。コンセプトを子供向けから受験生や大人にも目を向け、がらりと変え、パッケージもどの年代の人たちでも買いやすいように工夫したのだ。
この教訓から、常識や先入観は、一工夫することによって変えることが出来ると学んだ。何事も腐らず、諦めず、多方向からアプローチしてみるのも面白いだろう。
2021年11月19日 32045107 渡邉恵佑