菊池夏輝
2022/7/5
私の地元である糸魚川市(いといがわし)について紹介していきます!
糸魚川市は新潟県の最西端に位置し、南は長野県、西は富山県に接しています。フォッサマグナ(糸魚川静岡構造線)が通っており、日本の東西の境界線上に位置する街です。
面積:746.24平方メートル
人口:42,158人
世帯数:17,377世帯
特産品:ベニズワイガニ、アンコウ、コシヒカリ、茄子
森林資源やヒスイ・石灰石等の鉱物資源や水資源など地域資源が豊富で、フォッサマグナについては日本列島生誕の謎を秘めた世界的な学術資源となっています。また、糸魚川市は、夏には海水浴、冬にはスキーというように海や山などの自然を活かしたレジャーや、温泉などの観光資源も豊富な街です。さらに、日本の国石であるヒスイの世界有数かつ世界最古の産地としても知られています。運が良ければ海岸でヒスイを拾えちゃうかも。
皆さんジオパークって知ってますか?
ジオパークとは、科学的に見て貴重な地質遺産(地層・地形)をもち、考古学や生態学、歴史文化的にも重要な価値がある一定の地域を保全し、教育やツーリズムに活用しながら、持続可能な開発を進める地域認定プログラムのことです。ユネスコ世界ジオパークに認定された地域からなるのが「世界ジオパークネットワーク」です。世界ジオパークネットワークは2004年に設立され、2022年4月時点で、世界46ヶ国、177地域が認定され、そのうち9地域が日本にあります。糸魚川市はユネスコが支援する「世界ジオパークネットワーク」の審査を通り、2009年8月に日本で初めての「世界ジオパーク」に認定されました。
市内には、ジオパークに認定された24のエリアがあり、自然を感じられます。糸魚川静岡構造線を人工的に露出させた断層見学公園では、東側の約1600万年前の岩石と、西側の約2億7000万年前の岩石が接しているのを見ることができます。まさに、東西の分け目なんです。
親知らず子知らずということわざがありますが、親は子を、子は親を顧みる余裕がない程の危険な山道や海沿いの断崖絶壁の難所という意味です。糸魚川市には、親不知・子不知(おやしらず・こしらず)という15kmも続く断崖絶壁で、その名の通り昔から「天下の険」と呼ばれるほどの交通の難所が存在します。今では整備された国道8号が通っているため天気が良いと景色もよく、普通に通行できますが、それでも大雨などで海が荒れると通行止めになることも。
平安末期の源平合戦中の時代に越後の国に移った平頼盛を追って、妻が2歳になる子を連れて京都から越後国を目指し、親不知を通過する際、親不知で我が子を海に落としてしまい、悲しみのあまり「親しらず 子はこの浦の波まくら 越路の磯の泡と消えゆく」と歌を読んだという話も残っています.
今回は、私の地元である糸魚川を紹介しました。田舎でも割といいところや面白いところがいっぱいあるんです。案外地元について調べてみると知らなかったことも多くて楽しいですよ。皆さんも是非、地元について改めて調べてみてください!