遠隔で在室チェック!デジタルサインプレート

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我々のゼミ生が常駐している1307教室の一角にはこんなものが設置されています。

実はこれ、室内の明るさを計測する装置なのです。

なんで、計測しているんですか?


経緯


1307教室は当初、防犯カメラを設置していたため、鍵を施錠せずにいる場合がほとんどでした。

ですが、最近はしっかりと施錠する方針となりました。

これが意外と面倒で、教室まで行ってみたら鍵が閉まっているなんてことが頻発しました。

その度に、鍵置き場まで戻ってまた教室へ向かうといった、無駄が発生するようになりました。

ああ、一号館に入った時点で入室状況がわかる「サインプレート」みたいなものがあったらいいのに。

CMD 使用中 プレート サインプレート 無地 スライド式 厚さ0.5cm 事務所 店舗用標識 会議室 トイレ 更衣室 ドアプレート 両面粘着テープ付き 15×6cm

そこで考えたのが今回作成したシステムです。

1307教室のセンシングにより、入室状況を遠隔で確認することが可能となりました。


実際に作成したプログラム


入室状況を判定するには、先述した光を測定する装置を用いています。

人が部屋にいて灯りがついているときには、一定の光量を超えます。

これによって入室状況が判断されます。

光量をを測定する装置は、arduinoを用いています。

センサには「Photoresistor」を使用しており、光量計測プログラムもほとんどサンプルと変わりません。


int photoResistor = A0;
int bright;
int digWrite=7;

void setup() {
pinMode(digWrite, OUTPUT);
pinMode(photoResistor, INPUT);
pinMode(LED_BUILTIN, OUTPUT);
Serial.begin(9600);
}

void loop() {
bright = analogRead(photoResistor);
Serial.println(bright);
if (bright > 900) {
digitalWrite(digWrite, LOW);
digitalWrite(LED_BUILTIN, LOW);
}
else {
digitalWrite(digWrite, HIGH);
digitalWrite(LED_BUILTIN, HIGH);

}
                        

使用したarduinoでは、サーバとの通信が行えません。

そこで、ラズパイとシリアル通信を行い、ラズパイからサーバへと情報は送信する形式としました。

今回は、シリアル通信で実装しましたが、他の方法も検討したいと思います。


入室状況確認サイトの作成


さて、ここまでで入室状況はサーバ上に保存されている状態ですが、外部から閲覧する方法を考えなけらばなりません。

今回は、専用のWEBページを作成する方式を採用しました。

1307教室デジタルサインプレート

ちなみに、表示される文言は、いくつかのパターンがあります。


おわりに


データはサーバ上に保存されている状態ですが、今までの知識を使ってみました。

中身のプログラムや配線含め、ほぼほぼサンプルを使用できる簡単なものでしたが、実際使ってみると、かなりありがたいです。

みんなも、身近な問題を解決しよう!

このサイトを作った人


水野翔太

福知山公立大学情報学部情報学科
2024年卒業予定

やまもとよしのふゼミ所属 3回生

連絡先:
32045088[at]fukuchiyama.ac.jp
(@マークに置き換えてご利用ください)