おすすめの作家 有川ひろさんについて
作成者:海野紗綾
投稿日:2023年12月21日
最終更新日:2024年1月16日
はじめに
今回は有川ひろさんという作家について述べる。読書は私の趣味の一つであり、有川ひろさんは一番好きな作家で、とても読みやすいためあまり小説を読むことが無い人にもおすすめできる。
有川ひろ
(有川ひろさん『イマジン?』 | 小説丸
より引用)
1972年6月9日生まれ、高知県出身。ペンネームは有川浩、または有川ひろ(2019年に変更)。
2004年、第10回電撃小説大賞〈大賞〉受賞作『塩の街』でデビュー。続く『空の中』『海の底』(アスキー・メディアワークス)で一躍注目を集める。
「図書館戦争」シリーズは本編完結後もアニメ化などで大ブレイクを続け、2010年には『フリーター、家を買う。』(幻冬舎)がドラマ化、2011年には『阪急電車』(幻冬舎)が映画化されるなど、その作品は多分野にわたり話題を呼んでいる。
「ダ・ヴィンチ」(2012年1月号)〈BOOK OF THE YEAR 2011 総合編〉で『県庁おもてなし課』(角川書店)が第一位を獲得、〈好きな作家ランキング女性編〉でも第一位など、幅広い世代から支持を受ける。
『シアター!』(メディアワークス文庫)『キケン』『ストーリー・セラー』『ヒア・カムズ・ザ・サン』(新潮社)など著書多数[1]。
主な著書
塩の街、空の中、海の底、図書館戦争、図書館内乱、レインツリーの国、クジラの彼、図書館危機、図書館革命、阪急電車、
別冊 図書館戦争Ⅰ、ラブコメ今昔、別冊 図書館戦争Ⅱ、三匹のおっさん、植物図鑑、フリーター、家を買う。、キケン、シアター!、
ストーリー・セラー、シアター!2、県庁おもてなし課、ヒア・カムズ・ザ・サン、三匹のおっさん ふたたび、空飛ぶ広報室、旅猫リポート、明日の子供たち、
キャロリング、アンマーとぼくら、イマジン?、みとりねこ 等([3][4]を参考)
(塩の街、空の中、海の底の3冊は「自衛隊三部作」と呼ばれる。また、クジラの彼、ラブコメ今昔は「自衛隊三部作」のスピンオフ作品である[2]。)
(図書館戦争、図書館内乱、図書館危機、図書館革命、別冊 図書館戦争Ⅰ、Ⅱの6冊は「図書館戦争」シリーズと呼ばれる。)
おすすめの作品とあらすじ
『イマジン?』
(Rakutenブックス
より引用)
あらすじ
主人公・良井良助は、映像の専門学校を卒業したが就職した会社が入社初日に倒産しており、その後定職に就くことができずアルバイトを転々としていた。
そんな時に、アルバイト先の元同僚である佐々賢治が働く映像会社のアルバイトの誘いを受ける。内容は様々な撮影現場でのADのアルバイトだった。そこでの良助は様々なトラブルに巻き込まれるが、持ち前の明るさと人当りの良さで解決していく。
「どうすればいいのか」と想像力を働かせ、どんどん現場に馴染んでいった。以来、佐々と同じ「殿浦イマジン」の仲間となり、憧れであった映像業界へとついに足を踏み入れる。
様々な現場を通じて、多くの人と出会い、良助は成長していく。
おすすめポイント
制作現場を実際に見てきた有川さんだからこそ描けるリアリティあふれる描写で、どんどん物語に引き込まれていく。また、作中では同著者の『空飛ぶ広報室』、『植物図鑑』をモデルとした場面が登場するため、さらに楽しむことができる。
『キャロリング』
(キャロリング(有川浩)の1分でわかるあらすじ
より引用)
あらすじ
主人公・大和俊介は叔母が経営する子供服メーカーに勤めていたが、クリスマスを最後に倒産することとなった。他の数人の社員は最後まで業務を行いながらも、再就職先を決めていく。
しかし俊介は、世話になった会社が離れがたく、また、小さなすれ違いから破局してしまった同僚の折原柊子のことが気がかりでなかなか就職活動に前向きになれずにいた。
そんな中、会社が運営する学童に通う小学生の田所航平は、離婚協議中の両親がやり直すことを望み、母親に内緒で父親が勤める整骨院へ通う。柊子が航平に協力していると知った俊介は柊子を叱る。
しかし、航平の想いに心動かされた俊介は柊子とともに父の元へ通う手助けをする。そこで、闇金業者とのトラブルに巻き込まれてしまう。
おすすめポイント
この物語は、俊介が銃を向けられている絶対絶命の場面から始まる。この圧倒的なインパクトは忘れられない。『キャロリング』というタイトルや表紙からは想像できないほど、内容はハラハラする場面の連続でとても印象深く記憶に残る。
また、この物語は章ごとに目線が変わる。登場人物それぞれが何を考え、何を抱えているのか深く読み取ることができる。そのため、起きた事件の裏側にはすべての人物の思いやりが隠れていることが分かり、とても感動する物語である。
まとめ
今回は私が好きな有川ひろさんについて紹介した。今回紹介した作品以外にも感動する作品や心に残る作品は多いので、ぜひ多くの人に読んでもらいたい。
参考
[1]有川浩 | 著者プロフィール | 新潮社
[2]"自衛隊三部作「空の中・海の底・塩の街」有川浩|番外編もご紹介!
[3]【おすすめ】有川浩(有川ひろ)の全作品一覧
[4]【2023年最新】有川ひろ(有川浩)の新刊&文庫本を紹介!【作品一覧のすべて】 | ネイネイの喜怒哀楽